裏拍の感じ方
今日の生徒さんは、コロナで暫くお会い出来なかったのですが、
久しぶりにレッスン復帰して頂きました♪
会えない期間もお家で練習やお仲間とアンサンブルをされてきたそうです。
いつも、ご自分から
「今日はこの曲のレッスンをしてください!」
「ここが上手くいかないのです。どうすればよいですか?」
と、積極的に受けて下さいます。
今日は、タイの後の裏拍で出るタイミング、アウフタクトの入り方で苦労されていました。
初心者の方で譜読みが苦手という意識があると、
正確に読まなければ、という思いが強くなり
(もちろん正確に読む事は基本ではありますが)
タイの音をめいいっぱい伸ばす傾向にあります。
フルートやオカリナはブレス(息つぎ)が必要なので、タイの後ブレスすると、どうしても拍がずれてしまうのです。
この時、大事になってくるのが拍子感です。
音符を一つ一つ見るのでは無くてリズムを一塊で感じる事です。
どうしても感じ取れない時は、
【楽譜を見ないで】私と生徒さんで交互に吹いてもらいます。
先ずは感覚で覚えてもらう感じです。
中には、はっきりと数値化して論理的にした方が出来る方もいます。
その場合は具体的に伸ばす長さを指定したりします。
タイの処理や裏拍の出方は曲の推進力につながりますので
感覚が掴めると、曲に表現力がでてきます。