腹式呼吸を体感する

2024年02月05日 11:56

管楽器経験者なら、誰しも一度は耳にする
「腹式呼吸」

数々の本、また先生から指導を受けて来られたと思います。

「お腹に息を入れて」
「お腹意識して」
「吸う時お腹膨らまして」
「丹田を意識して」

などなど
色々な表現がありますね。

私は子供の頃、この様な事を言われた時
「フルート吹く時は、空気ってお腹に入るんだ。じゃあ、肺に酸素がいかないのに、なんで死なないの?」

と、考えてました 笑

大人でも腹式呼吸を正しく理解するには多少医学的な事、身体の構造を知るのは必要だと思います。
子供にとってはとても難しい課題ですね。

実際、この間お話した大人の方にも、
「腹式呼吸ってお腹に空気が入るのですか?」
と質問された方がいらっしゃいました。

私は、お教室の生徒さんにお伝えする時は
横隔膜の説明と、横隔膜がなぜ上下するのか、
それによるウエストの膨らみをお伝えします。

お腹を意識して、と言うと
真面目な方ほど
お腹を膨らます事が目的となり、発音・音圧に繋がらない傾向にあります。

フルートは音圧がかかりにくい楽器なので
どうしても、「後鳴り」しやすい楽器です。

お腹膨らましを意識しすぎると、益々その傾向が強くなる感じがします。


少し長くなりましたので、
次の投稿に致します。

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