今日は、オカリナサークルの指導日でした。
皆さんタンギングも習慣付いて、
スラーも少しかけられる様になってきました。
今日は、生徒さんから要望の多かった
ヴィブラートのかけ方に初挑戦です。
でも、その前にそもそもヴィブラートとは
何なのでしょうか?
フルートの神様、モイーズの書にはこう書かれています。
「ヴィブラートは音の生命であり、止むに止まれぬ霊感の表現である。」
「人工的に生じせしめてるのではなく、インスピレーションによって自然に発するものでなければならない。」
この言葉を聞くと、とても奥の深い話ですね。
ヴィブラートは、私達の身体で例えるなら
心臓(ハート)という事になります。
心臓が動いていなければ、死んでしまいます。
心臓が規則正しく動いていなければ、病気になってしまいます。
ヴィブラートの無い音は、死んだ様なものであり、
規則正しいヴィブラートでなければ、音もギクシャクして音楽が流れない事になります。
これから話す、ヴィブラートのかけ方を練習すれば、技術的には出来るかもしれませんが、
そもそも、なぜヴィブラートが存在するのか?
なぜヴィブラートが必要なのか?
その音楽に対する内から湧き上がる感情、
作曲家の思い、
それらを表現しないではいられない衝動が、
ヴィブラートとなって現れている事を
まずは知ってもらいたいと思います。
長くなりましたので、パート2へ参ります。