今日の生徒さんは、フルート暦4年、最近うちのお教室に通い始めた方です。
音も3オクターブ目まで安定して出せていて、運指も正しく回っています。
レッスンの最後、曲のレッスンの時に、
「先生、私にこの曲は早くないでしょうか?」
と仰いました。
私は、生徒さんへ選曲の際は2パターンあって、
〝ご本人がやりたい曲〟にする場合と、
〝ご本人に合った(又は必要な)曲〟にする場合です。
人によるのと、フルートを吹く目的によるのですが、上のどちらの場合も曲を選ぶ時は、
今の実力より、ちょっとだけ難しいラインで選んでいます。
ちょっとだけです♪
さらっている時は、出来るのかなぁ〜と不安になりながらも、
レッスンを重ねるうちに変わってきます。
もちろん、完璧な演奏というのは目指しても中々出来るものではありません。
ですが、その方その方の達成感を感じられるまでは完成度を上げていきます。
昔、師匠に演奏の完成度は螺旋階段の様な物だよ。と言われました事を思い出します。
達成感と完成度は、その時その時のご自身のレベルでどんどん上昇していくので、
ある意味、終わりが無いものかもしれません。
ですが少なくとも、生徒さんとのレッスンでは、
その時の
その方の
達成感を大事にしております。