小学6年生の時に初めて買ったCDは、
ブラームスの交響曲第1番でした。
(カラヤン指揮、ベルリンフィル)
本格的にフルートを習い出した頃で、
音楽を沢山聴きなさい、との教えから
CDショップへ行き、
ズラッと並んだ中から、
カラヤンとベルリンフィルという、名前だけはなんか聞いた事がある…という理由だけで買ったんだと思います。
でも、
帰って聴いた時、あまりのカッコ良さに衝撃を受けて、その時
「フルーティスになる」
と決めました。
残念ながら、プロオケに入る夢は叶いませんでしたが、
今でもこうやって吹いているきっかけを与えてくれた曲です。
ビューローに、「ベートーヴェンの第10交響曲」
と言わしめたこのブラームスの交響曲第1番は
構想から完成まで実に24年もかかっています。
ブラームスは、ベートーヴェンの交響曲に敬服していて、ベートーヴェンの9つの交響曲が有れば、もはや交響曲を作る意味は無いとまで思っていた時もあったそうです。
なので、自身の交響曲を発表するには並々ならぬ思いと覚悟があったのではないでしょうか?
だからでしょうか、完成まで長い年月を費やし、交響曲第1番の完成はブラームスが43歳の時でした。
かなり遅いスタートだったので、生涯4つの交響曲しか書けませんでした。
ブラームス大好きなので、後10年早ければ、
ベートーヴェンと同じ、9つまでは無理でも、
もう少し多く残してくれたかな?
と思ってしまいます。