話の話

2024年11月12日 11:50
カテゴリ: 日記

大好きなアニメーション

「話の話」というアニメをご存知でしょうか?

1979年、ロシア(当時はソ連)で作られた短編アニメです。

ロシアのユーリ・ノルシュタインという、アニメーションの巨匠の作品で、
手塚治虫や宮崎駿など、日本の巨匠が影響を受けた作家です。


アニメといっても、日本のアニメとは大分雰囲気が違います。
そしてセリフはありません。
まるで、詩のように映像と音楽で綴られていきます。


私がこのアニメを初めて知ったのは大学の美術の講義ででした。
バッハの平均律、プレリュードの8番が流れるシーンがとても印象的で、大好きでした。


しかし、肝心のタイトルはすっかり忘れてしまい、

たまに、思い出しては、
アレまた観たいけど…なんて言うアニメなんだろう?と何年も何年も繰り返していました。


ここ数年、YouTubeなど便利なツールのおかげで
やっと!探しあてました。


「話の話」
狼の子供が主人公で、様々な日常の断片が叙情的に綴られていきます。

極寒なロシアを思わせる、始終暗めの照度。

それ故に一際感じる、一時の昼下がりの日差しの美しさ。焚き火の暖かさ。

そして戦争の暗い影。

それらを淡々と描いています。



光と影が、とても美しい作品です。

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