今日の生徒さんは、最近ソノリテのアタックを練習してもらっています。
アタックとは、
タンギングの種類の一つ(厳密には音の立ち上がりの事)で、
モイーズのソノリテに載っている練習が有名です。
フルートはエアリード楽器で、発音構造上、物理的な摩擦がありません。
なので、音の立ち上がり他の楽器よりが悪く、
後鳴り(タンギング後、音が鳴るまでに時差が生じる)しやすい楽器です。
その問題を解消する為の練習がアタックの練習です。
この練習は、出来る様になるには中々大変になります。
今日の生徒さんは、初めてバッハのソナタに挑戦する事もあり、
アタックの練習も再開しました。
モイーズの書に「バッハは本来、全てアタックで行われるべきである」等の言がありますが、
実際にはとても難しいです。
生徒さんも、とても難しい〜!と言いながら練習してくれています。
一瞬の中に最高の音の豊かさを追求する、とても集中する練習です。